出典:https://www.nhk.or.jp/drama/yoru/fujoshi/ ハヤカワノジコ先生作

ドラマ「腐女子、うっかりゲイに告る。」で挿入されるQueenの曲の影響で、Queenブームが再到来!

「We Are The Champions」や「We Will Rock You」は有名ですが、ドラマで挿入される曲を聴いて、Queenの新たな魅力を発見した方も多いとか。

さて、第4話のQueenの曲タイトルは、

The March of The Black Queen

です。

タイトルからは全くドラマの内容が予想できませんね。

では早速、この曲の歌詞と日本語訳、ドラマのあらすじやどうしてこの曲が今回のストーリーに挿入されたのかについて、一緒に見ていきましょう。

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腐女子、うっかりゲイに告る第4話で流れたQueenの曲の歌詞は?

この曲の邦題は「マーチ・オブ・ザ・ブラック・クイーン」。

一言で言うと「異色」。

聞くとなんとなく落ち着かないというか不思議な感覚に包まれるんですよね〜。

まずは聞いてみてください。

The March of the Black Queen


Do you mean it
Do you mean it
Do you mean it
Why don’t you mean it
Why do I follow you and where do you go?

You’ve never seen nothing like it no never in your life
Like going up to heaven and then coming back alive
Let me tell you all about it (and the world will so allow it)
Oooh give me a little time to choose
Water babies singing in a lily pool delight
Blue powder monkeys praying in the dead of night
Here comes the Black Queen, poking in the pile
Fie-fo the Black Queen, marching single file
Take this, take that, bring them down to size

The March to the Black Queen

Put them in the cellar with the naughty boys
Little nigger sugar then a rub-a-dub-a baby oil
Black on, black on, every finger nail and toe
We’ve only begun – begun
Make this, make that, keep making all that noise

Oooh march to the Black Queen

Ooh, now I’ve got a belly-full
You can be my sugar-baby, you can be my honey-chile, yes

A voice from behind me reminds me
Spread out your wings you are an angel
Remember to deliver with the speed of light
A little bit of love and joy

Everything you do bears a will, and a why and a wherefore
A little bit of love and joy
In each and every soul lies a man, and very soon
He’ll deceive and discover
But even to the end of his life, he’ll bring a little love

I reign with my left hand, I rule with my right
I’m lord of all darkness, I’m queen of the night
I’ve got the power, now do The march of the Black Queen
My life is in your hands, I’ll fo and I’ll fie
I’ll be what you make me, I’ll do what you like
I’ll be a bad boy, I’ll be your bad boy
I’ll do the march of the Black Queen
Ah ah ah ah ah
I’ll do the march of the Black Queen

Walking true to style
She’s vulgar, ’buse and vile
Fie-fo the Black Queen tattoos all her pies
She boils and she bakes, and she never dots her I’s
She’s our leader
La la la la la la la la la la la la
La la la la la

Forget your singalongs and your lullabies
Surrender to the city of the fireflies
Dance with the devil in beat with the band
To hell with all of you hand-in-hand
But now it’s time to be gone
La la la la forever forever
Ah ah ah ah ah

The March of the Black Queen
Written word and music by Freddie Mercury

どうですか?

ちょっと変な感覚になりませんか?

「サビ」ってどの部分?

フレディーワールドが炸裂している感じですよね〜。

早速、日本語訳を見てみましょう。

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腐女子、うっかりゲイに告る第4話で流れたQueenの曲の日本語訳/意味は?

曲が不思議なら歌詞も不思議。

この曲に乗せている歌詞が一体どんなものなのか、どうして不思議な気持ちにさせるのか、早速日本語訳を見てみましょう。

The March of the Black Queen
邦題:マーチ・オブ・ザ・ブラック・クイーン

(日本語訳)
本当なのか?
本気なのか?
本当なんだな?
何がお前をそうさせる?
なぜ俺はお前を追うんだ?お前はどこに行くんだ?

それは今までに見たこともない
そうさ、人生で一度も
まるで天国に一度召されて
生き返るようなものを
みんな聞いてくれ(世界中それを望むだろうさ)
少し(どの子にするか)選ぶ時間をくれないか
ウォーターベビーたちは喜びに満ちた蓮の池で歌い
ブルーパウダーモンキーたちは静かな闇の中で祈る
ほらブラック・クイーンのお出ましだ、火薬を詰めろ
ファイ・フォーブラック・クイーンが一列縦隊を従わせてやってくる
あいつもこいつもみんな連れて行け、しっかりしつけてやるんだ

ブラック・クイーンのお出ましだ

彼らをみんな悪ガキ共と一緒に地下室に放り込んでおしまい
黒砂糖とベビーオイルを塗りたくって
黒く、黒く、指の爪やつま先の全て
まだ始まったばかり、始まったばかりなのさ
ここもそこも、音を鳴らし続けるんだ

おぉ、ブラック・クイーンのお出ましだ

もうお腹いっぱい
お前を私のかわい子ちゃんに、いい子ちゃんにしてあげる、はい、喜んで!

背後からの声が僕に囁く
翼を広げなさい、君は天使なんだ
光速で届けることを忘れちゃいけないよ
小さな愛と喜びを

君のやることには全て意志や理由、そして目的があるのさ
小さな愛と喜びさ
誰であろうと人は嘘をつく
すぐにそのものは欺きやがて悟るであろう
だが命が尽きるその時でさえ、彼は小さな愛をもたらすのだ

左手で支配し、右手で統治する
私は全ての闇の支配者、夜の女王なのさ
力は我にあり、さあいよいよブラック・クイーンのお通りだ
私の命はあなた次第、私が囃し立てましょう
私はあなたのお望みどおりに、あなたのお好みどおりに致しましょう
私は悪い子ちゃんに、あなたの悪い子ちゃんになりましょう
ブラック・クイーンの行進をいたしましょう
ああ、ああ、ああ、ああ
ブラック・クイーンの行進をいたしましょう

いつものやり方で歩いてくる
彼女は野蛮で、乱暴で卑劣
ファイフォーブラック・クイーンは全てのパイに焼印を入れる
煮て焼いて、細かいことは全く気にも留めない
ラララララ…

懐かしい歌や子守唄なんてもう忘れておしまい
ファイヤーフライの街に降伏するんだ
バンドのビートにのって悪魔と踊れ
みんなで手に手をとって地獄へ行くのだ
だけど、もう終わりの時間だ
ララララ永遠に、永遠に
あああああ…

マーチ・オブ・ザ・ブラック・クイーン
作詞/作曲 フレディー・マーキュリー

どうでしたかね〜?

不思議な気分というかちょっと不気味にも思えるこの歌詞。

曲のコーラス部分が、不穏なサイレンにも聞こえてしまう…。

歌詞を知ってから聞くとまた変な気持ちになるんですよね〜。

まるで「不思議の国のアリス」の世界に迷い込んだようです。

この翻訳、本当に難しかったです。

そのまま翻訳しても、全く意味が通らない。

この曲を作ったフレディーの生き方や時代背景を考えて、ようやくこの訳にたどり着きました。

「Black Queen」というのも、初めははチェスの駒のことだと思っていたのですが、どうやらアフリカの「Drag Queen(女装する男性)」のことのようです。

「Drag Queen」とは、同性愛者の男性が、自分の性的指向の違いを超える手段として、普通の男性が理想とするような女性を演出するために、派手な化粧やハイヒールやドレスといった出で立ちで女性を演出したものです。

この歌は、フレディーが憧れていたアフリカのDrag Queenを描いた歌なのではないかと想像しました。

そうすると、歌詞がとても卑猥な意味に取れてしまう。

特に

Put them in the cellar with the naughty boys
Little nigger sugar then a rub-a-dub-a baby oil
Black on, black on, every finger nail and toe
We’ve only begun – begun
Make this, make that, keep making all that noise

なんかは、無難に

彼らをみんな悪ガキ共と一緒に地下室に放り込んでおしまい
黒砂糖とベビーオイルを塗りたくって
黒く、黒く、指の爪やつま先の全て
まだ始まったばかり、始まったばかりなのさ
ここもそこも、音を鳴らし続けるんだ

なんて訳しましたが、英語を別な意味に捉えて訳すと、全てが性行為の激しさを表現しているようにも取れるんです。

一方、「Black Queen」とはイギリスの女王を表しているという見解もあります。

当時人種差別や貧しい子どもたちは、悲惨な生活を強いられましたが、それを批判した歌だという見方もあります。

歌詞の中にある「Water babies」とは、「The Water-Babies」と言う童話が由来のようです。

かなり端折りますが、内容は盗みの嫌疑をかけられた煙突掃除のトムが逃げて水に飛び込み、水の子に生まれ変わったというお話。

清めの必要な子どもを表したり、異人種や異教徒に対する差別的な意味も含まれているようです。

また、「Blue powder monkeys」というのは、1790年代にイギリス海軍の砲弾に、倉庫から火薬を運び出し補充する役目の少年をパウダーモンキーと呼んでいたそうです。

特に貧しい家庭の少年がパウダーモンキーとして海軍に送り込まれたことから、哀れみの必要な子どもたちを表すこともあります。

そんな子どもたちや立場の弱い者たちから見た女王への批判との見方もあるようですね。

でもやっぱり私には、当時差別を受けていたアフリカ人の一人がDrag Queenになって、自分を見下す者たちを颯爽と蹴散らし、自分の生き方を輝かしく、堂々と全うした姿に、フレディーが陶酔しているように感じました。

フレディーもこの曲については多くを語っておらず、本当の意味するところはわからずじまいですが、そういう受け取る側の解釈でメッセージが変わるという意味でも、芸術的な曲といえるのではないでしょうか。

ちなみに「ファイ・フォー」というのは、童話「ジャックと豆の木」に登場する巨人が叫ぶ「Fee Fi Fo Fum(フィー・ファイ・フォー・ファム)」の一部で、巨人の大将が進撃の際に掛けた号令の事だったそうです。

また、「ファイヤーフライ」とは、直訳すると「ホタル」の事ですが、ここでは夜な夜なパーティーをしているような種類の人たちを指すようです。

それにしても、本当に摩訶不思議な歌詞ですよね。

歌詞がわからなくてもなんとなく不思議な気持ちになってしまうこの曲ですが、これはメロディーにも秘密があるんです。

次の解説で説明しますので、早速見てみましょう。

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腐女子、うっかりゲイに告る第4話で流れたQueenの曲の解説

この曲は、1974年3月にリリースされた「Queen Ⅱ」に収録されている曲です。

「Queen Ⅱ」はBrian May(ブライアン・メイ)が作詞・作曲を手掛けた「サイドホワイト」と、 Freddie Mercury(フレディー・マーキュリー)が作詞・作曲を手掛けた「サイドブラック」に分かれていて、「The March of the Black Queen」は「サイドブラック」に収録されています。

「サイドホワイト」「サイドブラック」と言っても、単にレコードのA面、B面のことなんですがね。

この曲は前述の通り、フレディーによって作詞・作曲されたものなんですが、完成するまでに何年もかかったんだそうです。

なんとQueenが結成される前から構想が練られていた曲なんですって。

Queenの全曲の中で2番目に長いこの曲は、シングルとしてはリリースされることはありませんでしたが、ファンの間ではなかなか根強い人気があります。

ライブで演奏するにはちょっと複雑すぎて、フルで歌われることはありませんでしたが、アップテンポの部分や「My life is in your hands, I’ll foe and I’ll fie…」の歌詞などが曲間に使われたりするそうです。

さて、この曲のすごいのは、曲に「サビ」というか、AメロやBメロのように同じメロディーを繰り返すところがないんです。

なので、聞こえるメロディーは全てその曲の中で唯一。

まるで童話に合わせて即興でメロディーをつけたような感じですよね。

しかも、リズムが変化したり、変調したりと本当に忙しい曲なんですよね。

この予想できない曲運びが聴く人の心にざわめきを感じさせるわけなんです。

歌詞が理解できる人なら、この落ち着かないメロディーにあの歌詞ですよ!

そりゃぁ摩訶不思議な感覚に陥りますよね。

歌詞の中に出てくる「Angel」はフレディーを指すものだという考え方もあるようです。

フレディーの役目は、小さな愛と喜びをQueenのパフォーマンスを通して世の中に広めること。

フレディーは天に召されてしまいましたが、Queenというバンドは、その曲や功績は、永遠に残るわけですから、すごいですよね。

小さい頃から音楽に親しんできたフレディーらしい、とても芸術的でポエム的な作品ですよね。

さてこの「The March of the Black Queen」は、どんな風にドラマのストーリーとマッチしてくるのでしょうか?

それでは次に、ドラマのあらすじを見て曲との関係を想像してみましょう。

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腐女子、うっかりゲイに告る第4話のあらすじ(ネタバレ注意)

ネット上の友人である「ファーレンハイト」(声・小野賢章さん)から、AIDSを患っていた、従兄弟であり恋人の男性が、亡くなったことを知らされた純(金子大地さん)。

ーねぇジュン、僕達みたいな人間は、どうして生まれてくるのかな。

彼と付き合っている時は幸せだった。

「Queen」も彼が教えてくれたんだ。

一番好きなアーティストの、一番好きなアルバムだと「Queen Ⅱ」をプレゼントしてくれた。

聴いて虜になった。

魂が震える感じがした。

だけど彼がAIDSを発症して全てが変わった。

彼の免疫力はとんでもなく低下していて、わかった時には既に末期状態だった。

僕は現実を受け入れられなかった。

僕は取り乱し、それを見た両親が僕らのことに気づいた。

母は嘆き、父は怒った。

二人とも、僕を彼の被害者だと認識した。

同性を愛するようになったことまで彼のせいだと騒いだ。

元から男が好きで、僕から告白したんだと言っても、全く理解してもらえなかった。

彼らは僕を愛していると言いながら、何にも僕のことをわかっていなかった。

わかろうとする気もなかった。

だけど僕達は密かに会い、連絡を取り続けた。

そして、この間の僕の誕生日、彼は死んだ。

僕は泣いた。

自分が溶けてなくなりそうなくらい涙を流した。

僕は両親に通夜に参列したいと言った。

最後くらい許してくれと頼み込んだ。

だが許されなかった。

だから無理矢理行くことにした。

葬儀場まで行った。

だけど中に入る前に、警戒していた親族に見つかった。

ジュン、君に頼み事をしたい。

僕が死んだら、

もし僕が死んだら、僕が彼からもらった「Queen Ⅱ」を彼の墓に供えてくれー

純:「やめてよ。僕には君が必要なんだから」

ファーレンハイト:「何があるかは分からない。ジュン、頼む」

純は、ファーレンハイトの状況を自分に置き換えて想像し、泣きながら思うのでした。

ー愛する人を悼むことも許されない。

僕たちの居場所はないのかー

そのメールの後、ファーレンハイトのSNSが全くオンラインにならないことを純はとても心配していました。

一方紗枝(藤野涼子さん)は、先日純と純の家で勉強デートした際に、二人の雰囲気が高まってセックスに及びそうだったのに、結局純が何もできずに終わってしまったことに気まずい思いをしていました。

それでも純を気にかけていた紗枝は、純がいつも上の空で元気がない様子に気づきます。

テストの結果が良かったのは純が紗枝に勉強を教えたおかげだと、純を打ち上げに誘った紗枝でしたが、用事があるからと断られてしまいます。

純は純で、紗枝に何もできずに終わってしまったことを気にしていたのでした。

あらかじめ約束していた翌日の温泉Wデートを楽しみにしているねと言って、紗枝は去って行きました。

そこへ幼馴染でクラスメイトの亮平(小越勇輝さん)が現れます。

亮平は、自分が好きだった紗枝と純が付き合うようになって、少し純と距離を置くようになっていましたが、純の様子がおかしいことに気づき、純を屋上に呼び出し、紗枝との状況を聞こうとします。

クラスメイトに、先日の家デートで行為に及んだのかと聞かれ首を横に振る純。

「どうしてやらなかったの?」

と尋ねる亮平に、

「どうしてそんなに気になるの?」

と逆に質問して亮平を黙らせる純。

亮平が紗枝を好きなことを知っていながらのこの質問はちょっと意地悪ですよね。

でも純にはそうやって、「何も聞いてくれるな」と壁を作ることしかできなかったのでした。

小野(内藤秀一郎さん)が、二人のことは二人に任せろと亮平を諌めます。

「それはちょっと冷たいだろ?」

という亮平に、好きな女を幼馴染に取られてるのに、そんなに気にしてどうするといって去って行く小野。

小野は、亮平の気持ちを知っていてそれほど好きでもなかった紗枝の告白を受け入れた純が許せず、親友の亮平が、そんな純をいつまでも気にかけていることが納得いかず腹を立てているのでした。

気まずい思いのまま家路につく純。

家に帰ると母の陽子が出迎えて、彼女ができたでしょうと純に迫ります。

陽子は、偶然純の部屋にシュシュが落ちているのを見つけてしまい、純が彼女を連れ込んだことに気付いたのでした。

勝手に入れてごめんと言う純に、彼女がどんな子なのか、どこが好きなのかと質問攻めの陽子。

どこが好きって…

一瞬考え込む純。

純は、疲れているからといって部屋の扉を閉めてしまいます。

紗枝のシュシュを握りしめ、また先日のことを思い出し落ち込む純なのでした。

ーそして翌日ー

紗枝の腐女子友達である佐倉とその彼氏の隼人とWデートで温泉に行く純と紗枝。

佐倉にも紗枝のどこが好きなのかと聞かれた純は、紗枝が好きなことを話すときに周りが見えなくなって夢中で話しているところが可愛いと言います。

いつもよりおしゃべりな様子の純を不思議に思う紗枝なのでした。

純は隼人とお風呂に行きます。

そこで隼人が、BL好きの彼女から得た「ホモについての知識」を話題にします。

「こう言う銭湯とかで脱衣所の鍵を足首につけてるやついるじゃん。あれ、サインなの知ってた?俺それ知ってから、銭湯入ると鍵の位置確認するようになっちゃってさー。でもそいつら、勃起してねぇんだよなー。俺が女湯に入ったら絶対勃つのにな。」

不思議ですねと言いながら、自分がゲイであることを知らずに悪気なく話す隼人の言葉に、少なからず傷つく純なのでした。

純が髪を洗って顔を上げると、何と隣にマコト(谷原章介さん)が座っていました。

なぜここにいるのかと聞かれた純は、マコトと一緒に来るはずだった温泉にマコトが家族サービスで行くことを知って、当て付けにデートの場所として選んだと告げます。

純と同じくらいの息子に、先に上がると声をかけられたマコトは、そそくさとその場を立ち去ります。

お風呂から出た純と隼人は、紗枝たちと合流します。

すでに酔っ払った様子の佐倉は、純と隼人でBL妄想を始めます。

佐倉は隼人に、純を相手に壁ドンするように指令を出します。

佐倉が大好きな隼人は言うとおりにします。

盛り上がってきた佐倉は、隼人に純を抱きしめるようにと指示を出しますが、抱きしめられた純は「やめてくださいっ」と隼人を突き飛ばします。

いつも穏やかな純が声を荒げる様子に驚く紗枝。

隼人に謝った純は、トイレに行くと言ってその場を離れます。

足湯に逃げていった純を紗枝が追います。

「安藤くんは悪くない。」

そう言って純を慰める紗枝。

足湯で、親子が踊っている姿を見た純は、それが亮平たちもやっているダンスだと気付き、動画を紗枝に見せます。

「私もやってみよっかな」と言って踊りだす紗枝。

「どうだった?」と聞く紗枝に「ひたすら滑稽だった」と答える純。

口数が多く、いつもと様子が違う純を心配していた紗枝でしたが、純らしい言葉を聞いていつもの素っ気ない純に戻ったと安心します。

純:「僕素っ気ないかなぁ」

紗枝:「でも、そういうところが好きなので大丈夫なのです。」

純:「褒められてる気がしない」

紗枝:「褒めてないもーん」

純:「ないのかよ」

そう言って笑いあう二人。

紗枝:「このあいだのことなら気にしないでね。私全然気にしてないから。」

ただただうつむく純を見て、

「安藤くんも踊ってみる?」

と純を誘う紗枝。

嫌なら全然…と言いかけた紗枝に、踊ってみようかなという純。

紗枝に教えられながらたどたどしく踊る純を見て、紗枝はこう言う時間がとても尊く幸せだと言います。

こういう時間がずっと続けば大丈夫だと。

ーあぁ、僕はこのこの事が好きなんだ。この子となら、本当の僕のままでもー

幸せな気分に満たされかけた純は、本当の自分を紗枝に伝えようとします。

「三浦さん、あのさ…」

その時、純の携帯にメッセージが届きます。

紗枝に、どうぞと促されて携帯を除けば、メッセージの送り主はなんと、ずっとオフラインだったファーレンハイト。

現れたタイトルは、

「ジュンへ」

ーこのメールは、一定期間を過ぎると自動的に送信されるようになっている。

つまり、これは遺書だ。

僕は、自ら命を絶つことにした。

ずっとこうするつもりだった。

彼のいない世界には留まれない。

いつか二人を認めてくれる国に行ってずっと一緒に暮らそうと約束していたんだ。

だけどそれは叶わなかった。

僕は、彼の後を追うー

ショックのあまり携帯を足湯に落としてしまう純。

純は紗枝にもわかるほどに激しく動揺し、落とした携帯も拾わずに「ごめん」と言って足湯を出てフラフラとその場を去ってしまいます。

ー君と出会った時は本当に嬉しかった。

僕と同じ同性愛者で、僕と同じアーティストが好きで、僕と同じように一回り以上年上の男性に恋してる。

ジュン、僕たちのような人間は、どうして生まれてくると思う?

すべての生物が子どもを作り、種を存続させるために存在するんだとしたら、なぜ僕たちのような生き物が必要なんだ?

僕は結局分からなかった。

さようなら、ジュン。

本当に好きだったよー

純は、涙をこらえることができずに、顔を俯けたまま施設内を彷徨います。

そうして彷徨う純を、偶然にもマコトが見かけます。

顔を背けて逃げようとする純をマコトは追い、人影のない壁際に純を寄せてどうしたのかと尋ねます。

「タスケテ…」

泣きながら声を絞り出す純。

純:「助けてマコトさん。」

マコト:「助けるよ。僕ができることは何でもする。」

純:「友達が自殺した。ネットにゲイの友達がいるって言ってたでしょ。彼、AIDSの、AIDSで死んだ恋人を追いかけて自殺した。ねえマコトさん、僕達みたいな人間はどうして生まれてくるのかな。」

そう言って泣く純を抱きしめるマコト。

マコトの方に顔を埋める純。

「僕には純君が必要だよ。」

そう言ってマコトは純にキスをします。

ーそっか僕にはこれが普通なんだー

純が自分を受け入れかけた時、純の背中に何かがぶつかります。

振り返ると、そこには紗枝の姿が。

紗枝は、足湯に落とした携帯をそのままにしてフラフラと突然立ち去った純を心配して、探し回っていたのですが、純がマコトとキスしているところを目撃してしまい、持ってきた純の携帯を純に投げつけたのでした。

純:「三浦さん…」

紗枝:「どういうこと…?この人誰?なんでキスしてるの?」

マコト:「キスって…何か勘違いしてるんじゃ…」

そう言って取り繕おうとするマコト。

紗枝:「何これ?私たちキスしたよね。セックスだってしようとしたよね。できなかったけど。本当はこの人が好きなの?答えて!」

必死に状況を理解しようとする紗枝でしたが、

「いいじゃん別に。好きなんでしょ?ホモ。」

純は弁解もせずにそう言い捨てます。

「ホモ」という自虐的な言葉をあえて使って…。

紗枝は純の頬にビンタを一発くれてやり立ち去るのでした。

第4話はここで終了です。

ドラマでは触れられていませんでしたが、ファーレンハイトは亡くなった彼が持っていたHIVに感染していました。

自分もいつかAIDSを発症して死ぬかもしれないからと言って、彼からもらった宝物のCD、「Queen Ⅱ」を彼の墓に供えてくれるようにと頼んだファーレンハイトに対し、HIVに感染していても、現代の医学ではAIDSを発症確率は低いし、寿命も普通の人と変わらないのだから言いつつ、彼の願いを純は受け入れていました。

まさかファーレンハイトがすでに死を決意していたことを知らずに。

原作のファーレンハイトの遺書はもう少し長くて、とても切ない。

もう少し詳しい内容は、次のストーリーと曲との関係のところでお伝えしますね。

腐女子、うっかりゲイに告る第4話のストーリーと曲との関係

ネタバレになってしまうので、ドラマを楽しみにしている方は、ドラマを見た後でお読みください。

今回の話は、純のネット上の友人、ファーレンハイトがどういう人物だったかが丸わかりになるストーリーとなっています。

今回の挿入歌「The March of the Black Queen」は、ファーレンハイトが恋人からもらった宝物のCD「Queen Ⅱ」に収録されている、ファーレンハイトが一番好きな曲なんです。

自分の愛する恋人をHIVに感染させてしまったから、自分は地獄に落ちるんだと言って亡くなったファーレンハイトの彼。

敬愛するフレディー・マーキュリーも恋人をHIVに感染させたが、彼は音楽でたくさんの人を救ったので天国に召されたから、自分はフレディーには会えない。

君が天国に行ったら僕の代わりにフレディーのライブに行ってくれと託されていたファーレンハイトでしたが、彼のそばにいたい彼は、地獄行きを決意。

自らが同性愛者だとカミングアウトしていた亡くなった彼は、ファーレンハイトのブラック・クイーン。

彼のためなら何にでもなれる、何でもできるファーレンハイトは、地獄へ向かって行進するブラック・クイーンの隊列に加わることを決意して自らの命を絶ちます。

天国のフレディーではなくて、地獄の彼に会いに行く。
だから僕は僕自身を殺す。自殺した人間は地獄行きだからね。

本当にどこでもいいんだ。どこでも。
地獄だって、僕は構わない。

原作「彼女が好きなものはホモであって僕ではない」ー浅原ナオト先生作より抜粋

ストーリーを知ってから曲を聴くと、どうしたか今度は悲しい曲に聞こえてしまう。

僕たちのような人間は、どうして生まれてくると思う?
据えての生物が子を生し、種を存続させるために存在するのだとしたら、なぜ僕たちのような指向が発現する?
必要がないなら進化の過程で消え去るはずだ。だけど残っている。
僕はその理由が知りたい。

原作「彼女が好きなものはホモであって僕ではない」ー浅原ナオト先生作より抜粋

純に残したファーレンハイトのメールに書かれていた一文ですが、本当の自分を受け入れて悟っていると思っていたファーレンハイトでさえ、自分の性に悩み、考え続けていたことがわかります。

曲を聴くと、その理由を解明できないまま、彼に会いたい一心で地獄行きの隊列に加わったファーレンハイトを、愛おしく、悲しく、切なく感じてしまいますよね。

今回の曲「The March of the Black Queen」もまた、ファーレンハイトの決断をうまく表現したドラマにぴったりの曲でした。

腐女子、うっかりゲイに告る第4話で流れたQueenの曲の意味のまとめ

第4話で挿入されたQueenの曲は、

「The March of the Black Queen」

で、浅原ナオト先生原作の「彼女が好きなものはホモであって僕ではない」では第4章のタイトルになっています。

自分が同性愛者だということを隠して紗枝と付き合うという方向に駒を進めてしまった純。

その一手は純にとって正解だったのか不正解だったのか。

第4話は、紗枝に自分のセンサーが全く反応しなかったことで、普通ではない自分を再確認し落ち込む純が、心の友人、ファーレンハイトの彼が亡くなったことを知り動揺し、またファーレンハイトに永遠の別れを告げられて大混乱、さらにマコトとキスしているところを紗枝に見られるというまさにカオスなストーリーでした。

今回の曲「The March of the Black Queen」は、純ではなく、ファーレンハイトにフォーカスされた曲でしたね。

曲自体は不思議な感じがしますが、歌詞の受け取り方、当てはめ方でいかようにでも解釈が変わってきてしまうというこの歌は、フレディー・マーキュリーの詩的才能や音楽的才能を認めざるを得ない、Queenらしい、まさに傑作といえるでしょう。

さて、マコトキスしているところを見られてしまった純は、これからフレディーのように強く生きていくことができるのでしょうか?

さて、次回「腐女子、うっかりゲイに告る。」第5話は、

2019年5月18日(土)午後11時30分から放送です!

ここからますます大事です!

お見逃しなくっ!

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