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テレビ朝日の人気刑事ドラマシリーズの「相棒」。

先日シーズン16が終わりシーズン17までしばしの休憩ですね。

週一の楽しみがなくなり、過去の相棒を振り返る今日この頃です。

今回は、杉下右京(水谷豊さん)の2代目相棒神戸尊(及川光博さん)について思い起こしてみました。

大好きだった初代相棒の亀山薫(寺脇康文さん)が杉下右京の相棒でなくなってからしばらく亀山ロスで、2代目相棒を受け入れられる自信がなかった私。

でも蓋を開けてみたら2代目の相棒神戸尊もしっくり特命係に馴染んで、とても楽しく相棒を視聴することができました。

では早速、2代目の相棒及川光博さん演じる神戸尊について分析してみましょう。

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相棒歴代キャスト及川光博さん演じる神戸尊という人物

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神戸尊(かんべたける)は杉下右京の2代目相棒で、杉下右京の部下として特命係に配属された係員としては通算9人目

シーズン7の途中で亀山薫が警視庁を去ってから特命係は杉下右京一人でしたが、シーズン7の最終話で神戸尊が杉下右京の相棒として登場しました。

警視庁警備部警備第一課警備情報第四係から警察庁警備局警備企画課課長補佐、階級は警視という超エリートでしたが、2階級降格の警部補で特命係に異動してしまいます。

何か大失態でも犯して左遷させられたのでしょうか。

いえいえ、実は警察上層部から「庁内S」、つまり特命係が警察組織にとって本当に必要かどうかを見極めるためのスパイとして配属されたんですね〜。

その時に、階級が杉下右京の警部よりも上だと何かと不都合だったのでしょうね、警部補として特命係に配属されました。

服装はエリートらしく、いつも濃い色柄物のワイシャツに黒いスーツを着込んでとてもスマート。

クールでキザな自信家で、王子様のような身のこなしは演じている及川光博さんそのものといった感じで、役にぴったりはまっていました。

頭の回転が早く、記憶力、洞察力に長けている点では前任の亀山薫とは正反対のキャラクター。

ただ杉下右京には及ばず時々ミスすることも。

負けず嫌いの彼の口癖は「お言葉ですが〜」で、上のものには基本逆らいませんが自分の意見をきちんと主張するので、杉下右京と衝突することもしばしば。

いつもはクールに振舞っていますが、不遇の人に対して同情心に厚く、理不尽なことは許せないという正義感を持ち合わせていて、時々感情的になることも。

そんな時は自分の呼び方が「僕」から「俺」に変わるんですよ〜。

「ワイルド王子でた〜」とドキッとしちゃいます。

そんな神戸尊ですが特命係が長くなるにつれて、上層部のイエスマン然とした行動から正義に準じた行動を取るように成長していくんですね〜。

小野田官房長(岸部一徳さん)はそんな神戸尊を逆に「青くなった」とおっしゃいましたけど、一人の人間としての自然な正義感を持てるようになったのは素敵なことですよね。

スパークリングウォーターとスパゲッティーナポリタンが大好き。

車の運転が非常に粗いというワイルドさもありますが、死体が苦手でよく気分を悪くするなどとってもお茶目。

現在は警察庁長官官房付で階級は警視。

未だに杉下右京との交流があり、事件解決のために立場を超えて協力することも。

これからも時々出演すると思うので楽しみです。

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相棒歴代キャスト及川光博さん演じる神戸尊と杉下右京の出会い

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神戸尊の特命係初日、早速特命係の部屋へ向かったのですが杉下右京は外出中でした。

そこで、組織寄りの人間らしく内村刑事部長(片桐竜次さん)と中園参事官(小野了さん)に挨拶を済ませ、事件現場に現れるという杉下右京を探すために捜査一課がいる事件現場へ。

事件現場に杉下右京はおらず、とりあえずトリオ・ザ・捜一のメンバーに挨拶。

その後、鑑識の米沢(六角精児)に杉下の居場所を聞き、杉下右京が滞在している旅館にやっとたどり着くのでした。

さぁ、いよいよ初対面のシーンです。

やっと杉下右京に会えた神戸尊は杉下右京に挨拶し握手をしようとしますが、杉下右京はそれを躱してしまいました。

それを笑顔でやり過ごした神戸尊は、事件についてあれこれと杉下右京に質問。

「ずいぶんこの件に興味があるのですね」という杉下右京に、

「この件に興味はありません。でも杉下警部、あなたに興味があります。人間の墓場と噂されている伝説の刑事ですから。
とサラッと言ってのけた神戸尊。

杉下右京を手伝おうとする神戸尊に

「君は亀山くんの代わりにはなれません」と杉下右京。

この時の杉下右京のこのセリフは、亀山薫ファンの私としてはとても心を揺さぶられました。

こうして神戸尊は初めての事件に関わる訳ですが、変人杉下右京と、杉下右京に「君は亀山君の代わりにはなれません」と言わしめた亀山薫にますます興味を深めて行くのでした。

その後、3シーズンにわたって相棒を務めた神戸尊ですが、シーズン10でお別れが来てしまうんですね〜。

それでは、神戸尊が特命係を去った経緯について見てみましょう。

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相棒歴代キャスト及川光博さん演じる神戸尊と杉下右京の別れ

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最終話は、夫と息子を亡くして心が壊れかけていた娘を救うために、研究者である母親がクローン人間を作るという少し重めのお話。

娘はクローン人間を妊娠中でしたが、クローン人間の誕生に反対しその誕生を阻止しようとしていた兄を殺してしまいます。

直後、娘ではなく研究者である母が自主することに。

生まれてくるクローン人間の子のために真実を表に出さないと主張する神戸尊真実は事情に関係なく明るみに出すべきという杉下右京の異なった正義が対立。

そこでなんと神戸尊が「右京さんが折れないなら、お腹の子どもを殺す」杉下右京を脅迫するという暴挙に!

それに対し杉下右京は「君に人殺しをさせる訳にいかないじゃないですか」神戸尊のために自身の正義を曲げてしまいました。

初めは反発し合う二人でしたが、3年の時を経て絆を深めた二人。

神戸尊は杉下右京にとって、大切な存在になっていたんですね。

実は神戸尊がこれほど強硬な手段に出るほどこの事件にこだわったのには理由がありました。

警視庁警部補時代に、友人が殺害された事件の裁判で、被告が不利になるような嘘の証言をして犯行を否認する被告を有罪に導いた過去と関係しています。

刑期を終えた被告は、冤罪を訴えて自殺

贖罪の念に駆られた神戸尊。

クローン技術でなんとか自殺した被告を蘇らせたいという想いから杉下右京を脅迫するほどの暴挙に出てしまったんですね〜。

それでも事件後、

「杉下さんの大事にしてるものを踏みにじった」

「特命係にいる資格がない」

と大河内監察官(神保悟志さん)に異動させてもらえるように依頼。

杉下右京の言葉で一度は思い留まりますが、冤罪事件に関わった長谷川警視監(國村隼)の根回しで長谷川と同じ警察庁長官官房付へ警視として異動することになってしまいました。

杉下右京との別れのシーンでは初対面の時のように握手を求めることもなく、

「またいつか。どこかで。」

という短い言葉で締めくくられました。

このあっさりした感じが逆に空虚というか、とても寂しい雰囲気を出していました。

亀山薫の時もそうでしたが、絆が深まった後の別れというのは本当に悲しいですよね。

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まとめ

今回は、及川光博さん演じる神戸尊について思い起こしてみましたがいかがでしたでしょうか?

すでにストーリーをご覧になった方、懐かしいですよね〜。

まだ相棒シーズン7〜10をご覧になってない方、ぜひご覧になってください!

ストーリーそのものも面白いのですが、神戸尊と杉下右京の距離が短くなっていく経緯や二人の軽口の叩き合いが最高です。

あれほど「亀山カムバーック!」と思っていた私。

なのに神戸尊が特命係を去ったら今度は神戸ロスに陥ってしまいました。

神戸尊はまだ警察を辞めてはいないので、これからもきっと時々出てくれますよね!

神戸くん、2代目の相棒お疲れさまでした。

これからの活躍も期待していますよ〜。

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